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【ニセコイ】第186話「ドウシテ」 感想

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第186話「ドウシテ」感想

万里花の母、橘千花登場!!

千花登場
出典:古味直志/集英社 第186話「ドウシテ」

 今回、とうとう万里花の母、橘千花が登場しました。たしかに、万里花に似てます!楽からは万里花と同い年くらいに見えるようです。

千花さんわっか
出典:古味直志/集英社 第186話「ドウシテ」

 頭に載っているのは何の花でしょう。さすがに万里花の母が万里花と同世代というのは言い過ぎなのではと思うのですが(万里花はまだ16歳)、しかし若く描かれていますね。身長も万里花と同じくらいに見えます。しかし、このお母さん、やはりその性格を象徴するかのように、目の色がくすんでいます。これを死んだ目というのでしょうか。

 今回、明らかに楽は千花さんに取り合ってもらえていませんでした。千花さんが最後に放った言葉が強烈です。

千花「愛していると?気味が悪いわ」
楽「万里花さんのことどう思ってるんですか?」
千花「…愛しているとでも言って欲しいの?
   気味が悪いわ」
出典:古味直志/集英社 第186話「ドウシテ」

 心の芯まで凍ったような人ですね。さすがにこんなことを言う人を前にするとひるみます。楽の考えも、結局は一つの考え方でしかなかったわけで、千花さんの論理に欠陥がない以上、千花さんの言い分も間違っているとはいえないから論破できないのです。ただ、今回の話で、千花さんの考えを変えるための突破口となるヒントが隠されていました。それは次の発言です。

千花さん攻略の道

千花「なぜ特別扱い?」
「なぜあの子だけが特別扱い
   されなければいけないの?」
出典:古味直志/集英社 第186話「ドウシテ」

 千花さんが自分の考えを語ったこのシーン。千花さん自身の苦悩があったことがわかります。身体も弱かった、結婚相手も決められなかった、でもこれはこの家の運命だという諦念。その苦悩を踏まえた上で、万里花だけ幸せになることへの嫉妬が千花さんにはあるのだと思います。人には、自分が不幸なら、他の人も不幸にして平等にしようとする心理がありますね。千花さんの思考はまさしくそれだと言えるでしょう。

 つまり、千花さんの考えを改めて、万里花を開放する方法、それは千花さん自身のコンプレックスを解消することです。千花さんに、自分の意志で生きて、幸せになってもらうようにする、そうすることできっと千花さんの眼にも生気が宿り、千花さんと万里花は健全な親子となることができるでしょう。

千花さんを救う方法は!?

 気になるのは千花さんのコンプレックスを解消する方法です。ありえるかなと思う方法は、第三の登場人物が登場して、千花さんに幸せへの意志を持たせるという方法です。登場するのがお父さんである警視総監の巌さんなのか、千花さんのかつての想い人なのか、はたまた他の人なのかはまだわかりません。御影たちは今この準備のために動いているという可能性も考えられます。

他の人たちは?

 そういえば、楽と千花さんとの対面に千棘がいませんでした。実は千棘は、楽と追手から逃走中、その剛腕で楽を天守閣へと放り投げ、敵を一身に引き受けたのです。

千棘楽を投げる
千棘「私が引き受ける」
「ここは私が引き受けるから」
出典:古味直志/集英社 第186話「ドウシテ」

 男前ですね。どこかでよく見る展開ですが、歯が浮くようなセリフですね(笑)。

 万里花はなんと部屋から脱出しました!

鍵を開ける万里花
万里花脱出
出典:古味直志/集英社 第186話「ドウシテ」

 にしても万里花器用です。まるで世紀の大怪盗がしてそうな鍵の開け方してます。この後万里花が向かうのはきっと楽のいるところでしょう。次回は楽と万里花が遭遇しそうな予感です。

~おまけ~

母よ楽「ええええ」
出典:古味直志/集英社 第186話「ドウシテ」

 この楽の絵、顔と体のバランス、斜め下に伸びた口がめっちゃかわいいですね。こういうデフォルメされた古味先生の絵、好きです。

(記事中のセリフ、画像は週刊少年ジャンプ10月5日号より引用しました。)

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